X'masイブに「蚤の市」と「古本市」

ヴァンブ クリスマス・イブにパリの蚤

今年のクリスマス・イブは日曜日となり、パリ市内は休日の店が多いようなので、少し郊外になるがヴァンヴの蚤の市やジョルジュ・ブラッサンス公園の古本市に出かけた。

巨大なシャトレ-レ・アル駅(Gare de Châtelet - Les Halles)で地下鉄1号線のホームを探すのは面倒なので、1号線しか通っていない隣のルーブル・リヴォリ駅(LOUVRE-RIVOLI)から乗ることにした。散歩を兼ねてセーヌ北岸を西進、「ボンヌフ橋(Pont-Neuf,1578 パリ最古の橋なのに名前が新橋)」の先から北上、「サンジェルマン・ロクセロワ教会(Saint-Germain l'Auxerrois)」や正面のルーブル広場を過ぎた交差点が、目的の小さい地下鉄駅(ルーブル・リヴォリ駅)だ。

サンジェルマン・ロクセロワ教会は右側の建物で、塔の左側はパリ第一区役所。

この単駅からメトロ1号線に乗り西進、「シャンゼリゼ-クレマンソー駅(Champs-Elysees/Clemenceau)」から13号線に乗換えて南進、モンパルナス駅(Gare Montparnasse)を経由し、終点間近の「PORTE DE VANVES(ポルト・ドゥ・ヴァンヴ/ポート・ド・ヴァンヴ)」駅に到着。この駅も小さいのでどの出口から地上に出ても大した差はない。この駅を挟んで北西でジョルジュ・ブラッサンス公園の古本市、南東で「ヴァンブの蚤の市(Marche aux Puces de la Porte de Vanves)」が開催されている。

蚤の市は午前中で終わりとのことで先に「ヴァンヴの蚤の市(Vanves flea market Puces)」を散策する。寒いことや商品が期待外れなことから1時間ほどで1周してしまった。ここまで出向いた記念に「何か一つ」と思うのだが、それも儘ならないほど興味を持てる品物が売られていない。アンティークとは程遠くフリマ程は実用的でもない。残念ながら冗談みたいな品物を無理矢理買って記念とし早々に引き揚げた。

なお、この蚤の市は静かな団地や学校脇の通路で細く長く開催されているため、近く喫茶店やコンビニストアが極小な地区で距離歩くことになる。有料トイレBOXは一つ二つ見かけたが、慣れないと怪しいのでメンバーによっては前後のトイレ段取りが必要。

駅前に戻り交差点角のカフェ&ブラッセリーで暖を取る。暖かいチョコレート・ドリンク&ホイップクリームのような飲み物と地下の洗面所(男女別)を借りてやっと落ち着く。

次は、駅の北西に続く住宅街を抜けて「ジョルジュ・ブラッサンス公園(Parc Ggeorges Brassens)」の「古本市(Le Marche du Livre)」を目指す。住宅地と言っても、戸建てではなく団地〜マンションと言った建物が続く。人通りは少なくひっそりしている。人気が少ないが荒れた雰囲気はないのに、歩道には至る所に犬の排泄物が点在し、オチオチ歩くことも出来ない。10分ほど歩くと食肉市場の跡地と書かれているジョルジュ・ブラッサンス公園に到着。公園の一角にある軽量鉄骨で作られた屋根の下で古本市が開催されていた。蚤の市に続き古本も残念な内容であった。

その後、地下鉄で「シャンゼリゼ-クレマンソー駅(Champs-Elysees/Clemenceau)」に戻り、グラン・パレ国立美術館(Grand Palais)に向かう。本館入口は凄い行列だったため入場をあきらめ、比較的空いていたディズニー映画の企画展を見る。この展示は興味深かったうえ暖か!だった。
グランパレ美術館内では、レストランと言うか小規模なフードコートと言うか・・、とにかく家族連れが廊下に座ってわいわい弁当しているような大混雑した場所で昼食をとることもできた。