X'masのディズニーランド・パリは大混雑

クリスマスのディズニーランド・パリ

25日はフランスの祭日にあたりパリ市内は休日の店が多いようなので、朝から1日中いるつもりでパリ郊外の「ディズニーランド・パリ(Disneyland Paris)」に出かけた。
朝9時過ぎ、アパルトマンに隣接する「シャトレ-レ・アル駅(Chatelet - Les Halles)」から、RER「A4線 Marne=la=Vallee=Chessy(マルヌ・ラ・ヴァレ=シェシー)」行に乗って1時間程で終点(行先名と同じ)に到着。乗車自体は40分ほどなので千葉のディズニーランドと同じ程度の距離感かもしれない。終点の一つ手前のアウトレットセンターのある駅では、数えるほどしか人が降りず、終点まで軽く満席になっている車内の人々は、ほぼ全員がディズニーランド・パリを目指したようだ。
※開園時間などは公式サイトで調べた。

RERの二階建車両

マルヌ・ラ・ヴァレー・シュシー駅は新しい大型駅舎で、反対のホームには新しい二階建車両が出発を待っていた。この写真のゲートはメトロのもの。この様にパリの駅改札出口の扉は大きく厳重。「乗越精算」と言う制度が無く検札逃れの懲罰的料金のみ存在。パリ市内のメトロ駅からRER列車に乗り継ぐ時には改札やゲートがないケースも多く、地下鉄の切符だけ持って料金の違う郊外駅まで来てしまうことがあるので注意が必要。この列車にも正しい切符を持っていない人達が何組もいた。いずれも普通の観光客の様に見受けられ確信犯ではなさそう。乳母車や身障者用の大型ゲートの開閉を狙って、乳母車と団子になって厳重な改札扉をすり抜けていた。駅員が見ていれば結構な金額の懲罰的料金を徴収できそうなものだが、厳重な改札扉のそばに駅員の姿はないうえ詰め所の様な場所すら近くにはなかった。乗越を自発的に申出ても懲罰的料金を徴収されるのに、改札破りで拉致された場合の料金は幾らになるのだろうか?

駅舎内には軽食、コンビニ、御土産などの小規模な店が数軒あり当座の買物には困らない。駅舎を出ると直ぐにランドのセキュリティチェック用ゲートがある。バックを開けチェックを受ける時にペットボトル(多分、水筒類も同じ)は重点視されていた。テロと言うより飲食持込み禁止という園の方針から来る観点かも知れない。(謎)

切符を買うのに30分ほど並ぶが、雑多な並び方が多いようだ。2つの遊園地のどちらも行けるものや2日連続のものが全面に出ている中、1パーク1日限りに45ユーロ/人を払う。世界中のお父さんが寒さにも負けず家族を連れてきている園内は、要領を得ない乳母車や、着膨れ姿で椅子に座っているおばあさん等で大混雑。


かつて、ユーロ・ディズニーランドとかディズニーランド・パリと称されていたが、現在ではDisneyland Resort Parisが施設全体の名称、第一パークをDisneyland Park とし、エンターテイメントエリアを Disney Village と呼び分けているらしい。しかし、現在でも第一パークの入口には「Disneyland Paris」と大書されいるのでややこしい。
 
建物の色が印象的

入園の第一印象は建物の色合い、カラーリングの違いが印象的だった。時期も時期だが、とても寒いうえに、山岳性のガスが漂っているので、視覚的にも気が滅入る。「ヘイ!ミッキー」などと明るく叫ぶ雰囲気ではないにもかかわらず来場者がとても多い事も印象的。何日も美術館巡りだけでは可哀想と、娘のために来園したにもかかわらず「お父さんには、来るべき事情があったのよね」と子供に言われてしまった。事情とは、これで家族で私だけが「4ディズニーズ」を達成したようだ。(残り家族は皆3つ)
 
ディズニーランド・パリ 海底二万マイル

ジュール・ヴェルヌ原作の「海底二万海里」に出てくる潜水艦ノーチラス号を発見。「凄い!さすがフランス原作」と言うと「千葉にもある」と子供の話し。千葉のディズニーランドには何年も出かけていないが、その程度であり決して「好き者」ではない。

クリスマスの飾りつけは少ない

かつてキーウェストの釣りを途中で切り上げ、700kmも走って出向いたフロリダ州オーランドのディズニーランドのクリスマスは、それっぽい飾りやイベントで盛り沢山だったが、パリではクリスマス飾りは少ないしサンタクロースの姿も見かけない。
 
夕方のディズニー・ビレッジ

何もしてないのに早くも夕方。17:30からのパレードを見ても良かったが寒いのでRERに乗って宿に帰ることにした。

マルヌ・ラ・ヴァレー・シュシー駅

駅舎の周りにもガスが立ち込めて、寒い、寒い。

 
メトロとRERの切符

パリ市内(郊外にかけて5段階のエリアがある)はメトロの切符でRERに乗り降りできるが、ディズニーランドなどの郊外まではメトロ切符では改札を出られなくなるので注意が必要。乗越精算機もないので目的地までの切符を買うのが大人。乳母車用に広くてゆっくり開閉する改札ゲートから、どさくさに紛れて切符を通さずに出てしまうのは感心しない。