Citadines Les Halles, Paris(パリ市レ・アル地区にあるシタディーヌ・アパートメント・ホテル)

 母連れ・子連れではホテルの予約も難航した。

  • 娘が車に弱くなったのでレンタカーやタクシーを避けること。
  • 母連れなので頻繁な地下鉄の乗降を避けること。
  • 喫煙ルームとインターネット経由で多少の仕事が行える部屋を確保すること。

以上3点を満たすためとは言っても中心部でスイートルームや2部屋を確保する費用もない。そこで「パリならアパルトマンだろ!」とばかり、2DKのアパート・ホテルを中心に部屋探しを始めた。
 いざ探し始めるとパリ市内には短期滞在アパートが意外に多くあることがわたっか。しかし、ルーブル美術館に徒歩で行ける場所には数件しか物件がない。その上、クリスマスと大晦日を含む10連泊ではネット予約でも満室表示になる予約サイトがほとんど。一つのアパートメントホテルに対して数多くの予約ルートが存在するうえ料金もキャンセル規定も様々。連日に渡り予約サイトをこまめに覗くうち希望通りの予約を取ることが出来た。直販サイトも存在するがユーロ高(1ユーロ=168円)もあってか代理店経由よりも高いくらいの料金設定だった。

 チェックインにあたっては、ホテル同様にフロントでリザベーションの旨を告げパスポートや予約番号などを見せ部屋の鍵を受取る。広くもないロビーにはベルやポーター係りも存在しないようなのでチップの小銭の心配もなく2基あるエレベーターの一つに乗り割り当てられた部屋のある6階に昇る。絨緞敷きの長い廊下を歩き部屋に入ると典型的な振分型2DK、バスタブ付シャワー浴室と洗面台が一緒になった部屋には各種タオルが、独立した普通の洋式トイレには紙が、それぞれ多めに完備されていた。小さ目のキッチンには冷蔵庫のほか電子オーブン・レンジや電気式コーヒーポットを含む調理器具1式と、陶磁器で出来た食器に金属のナイフ・フォークも完備されている。ちなみに、紙の補充は随時フロントで無料、タオルやリネン類は週1回の交換まで無料。必要であれば随時フロントで有料交換。インターネットは有線LANの口が1箇所。1つではあるがテレビとCDラジカセもある。電源の差込口も各部屋に幾つかあり予想を上回る内容に安心した。