丸目のレンジ・ローバー

丸目のレンジローバー

いわゆる丸目のレンジローバー、または徳大寺氏風に表記するとレインジ・ローバー。

英国車を購入した経緯は単純。機嫌よくベンツ300CEに乗っていた所を、家の近所の貰い事故でフロント部を中破。レスキューを頼んだ車屋さんの代車?が同じ品川ナンバーのこの車だったのでそのまま乗替えた。

どこぞの博物館に永久保存されている特徴的な外観は勿論の事、内装も豪華で大変味わい深い車ではあるが、故障は多く手間はかかる。
そんなエンスー道に入る覚悟もないまま乗替えてしまったので、3年落ち程度で自走出来ない事態が2〜3回、走行に関係ない電装品(フル装備)は最初から動いていない物が多いのにはマイッタ。
まあ、動かなくても困らないような電装品を沢山盛り付け、カタログスペックを合わしたり、新車価格を高値維持させることが目的ではないか?と疑ってしまう程、各所の不調を示すインジケーターが点灯したままの車だった。

燃費は都心部走行で3.5km/L、120L近く入ったので困ることはないが、東京大阪間のノンストップ走行は不安で出来なかった。
高速道路だけの走行でも、燃費が伸びる事は少なく6-7Km/Lも走ったことがあったかなかったか・・。
ハンドルの切れが悪く、最小回転半径は広大で、車庫入れは大変。片側三車線道路でもUターンは困難、片側2車線でのUターンは無理。
カーナビやカーコンポの取付けには困らないし、子供連れのキャンプには荷室広く外観も最適。しかし、エアサスペンションの故障で西富士キャンプ場からシャコタン状態でゆるゆる帰って来る悪夢に遭ってからは、本格的なダートや山岳道路には故障が怖くて出かける事は控えた。

同型が新車販売されていた購入当時ですら、古臭いイメージがあったデザインだが、最近でも乗っている方を見かけると苦労を偲んで頭が下がる。

この車の悪口を書いたようになりましたが、この後は角目のレンジローバーに買い替えたので、手間のかかるナントカほど可愛いいと言うことの実践か。

※写真は購入から2年後の1998年もので、購入時にはお腹の中にいた娘。